松戸アートピクニックは、2017年より、松戸市の中央に位置する公園「21世紀の森と広場」が有する豊かな自然環境を舞台に、現代アートをきっかけに多様な文化的価値を創造する芸術祭として開催が始まりました。
公園の豊かな環境とともに、アート作品を楽しみ、新しい自然との関わり方を発見できること、世代や言語を超え、広く交流が生まれるきっかけとなる場の創出と、私たちの多様な相互理解を目指しています。
今回は、「新たな風景と出会うアート散策」をテーマに、「人の経験と風景の関連性」について作品制作を展開している現代美術作家・井口雄介氏を招聘し、ワークショップと屋外作品体験の場を企画しました。作品を「見る」だけでなく、公園を散策し、豊かな自然とともにアート作品を体感することで、来園者のみなさまが、「新たな風景」に出会う場が生み出されることを期待します。
ぜひピクニックを楽しむつもりでお気軽に足をお運びいただき、自然とともにアート散策をし、新たな風景を五感でお楽しみください。
名称 | 松戸アートピクニック 2019 MATSUDO ART PICNIC 2019 |
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テーマ | 新たな風景と出会うアート散策 | ||||||||||||||||||||||||||
会期 | 2019年11月9日(土)〜11月17日(日)[9日間 ] | ||||||||||||||||||||||||||
会場 | 21世紀の森と広場(千葉県松戸市千駄堀269) | ||||||||||||||||||||||||||
展示鑑賞時間 | 9:00〜16:30(21世紀の森と広場への入場は16:00までになります) | ||||||||||||||||||||||||||
展示鑑賞料金 | 無料(21世紀の森と広場への入場についても料金は無料になります) | ||||||||||||||||||||||||||
総合監修 | 土屋 公雄(愛知県立芸術大学教授) | ||||||||||||||||||||||||||
コーディネーター | 江口 亜維子(千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程) | ||||||||||||||||||||||||||
デザイナー | 鈴木 壮一 | ||||||||||||||||||||||||||
主催 |
松戸アートピクニック実行委員会
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共催 | 松戸市、松戸市教育委員会 | ||||||||||||||||||||||||||
後援 | 千葉大学園芸学部、聖徳大学 |
「千駄堀の自然を守り育てる」ことをコンセプトに掲げ、多様化する市民生活や文化活動に対応した都市公園として1993年に開園しました。千駄堀地区の自然は数百年以上に亘り、人の暮らしと密接な関わりをもつ森と周辺環境を取り込んだ「里山」として、数十年周期で更新しながら循環してきました。この「里山」を後世に引き継いでいくためには、人と自然のつながりをあらためて認識することが重要であり、この芸術祭をきっかけに本公園の自然の魅力を感じてもらうことで、人と自然が結びつき共生できる未来を目指します。
撮影:南阿沙美
撮影:星野健太
井口 雄介
Yusuke Iguchi
井口 雄介
Yusuke Iguchi
大学では建築、大学院では彫刻を専攻し、インスタレーションアートを主に展開している。作品は鑑賞者の〈場〉の経験を重要視しており、体感型をはじめとし、作品を「見る」だけに留まらない鑑賞方法で展開している。
1985年 | カナダ生まれ。 |
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2013年 | 武蔵野美術大学大学院博士後期課程作品制作研究領域修了。 |
主な展覧会
2019年 | 「第21回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館・神奈川) |
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2018年 | 「HELLO NEW WORLD ~いつもの世界を新しく~」(船橋アンデルセン公園こども美術館・千葉) |
2017年 | 「六甲ミーツ・アート2017 芸術散歩」(六甲山・兵庫県) |
2016年 | 「おおさかカンヴァス2016」(大阪万博記念公園・大阪) |
受賞歴
2016年 | 「グランシップアートコンペ」グランシップ賞 |
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2012年 | 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」公募大賞 奨励賞 |
2011年 | 「MMMみなとメディアミュージアム」大賞 |
ウェブサイト:yusukeiguchi.com
出展作品❶『KALEIDO-SCAPE』
巨大な万華鏡を用いて、風景を取り込んで変化させる作品。鑑賞者が、ペダルを漕ぎ、作品を回転させることで、映像や写真を編集して変化した風景を見るのではなく、より自分の力で風景を変化させていると意識する体験ができます。
撮影:星野健太
撮影:星野健太
出展作品❷『CUBeSCAPE』
身の周りにあるもの(椅子、テーブル、家電、部屋)を簡易化し、連結させ展開することで、自然の中にあるキューブがどこかなじみのあるものとなる。自然の風景をまた違った感覚で見ることができる作品です。
撮影:星野健太
出展作品❸『Scape-Gnomon』
春夏秋冬と季節による風景の移り変わりは少しづつ変化するものではあるが、その移り変わりが一番短く大きな変化のあるものは時間による変化だろう。昼と夜で風景を変化させる身近な太陽の動きを作品を通して感じ取れる作品となっている。
撮影:星野健太
風景を見ることのできる小型オリジナル万華鏡をつくるワークショップと作家による子ども向けアートツアー
日時 | 2019年11月9日(土)10:30-12:00 |
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場所 | 21世紀の森と広場管理事務所パークセンター2階多目的室 |
講師 | 井口 雄介 |
定員 | 35名 |
費用 | 無料 |
対象 | 3才以上中学生以下(※小学3年生以下は保護者同伴) |
申込先 | 21世紀の森と広場管理事務所パークセンター(047-345-8900) |
申込開始 | 2019年10月15日(火)から |
※ご参加には事前申込が必要になります。
「HELLO NEW WORLD ~いつもの世界を新しく~」(2018・千葉)
撮影:星野健太
井口雄介氏によるアートツアーです。作品のコンセプトや見どころなどをご紹介いただきながら、一緒に園内を散策します。
日時 | 2019年11月9日(土)14:00-14:30 |
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集合場所 | 21世紀の森と広場管理事務所パークセンター前 |
費用 | 無料 |
対象 | どなたでも(※小学3年生以下は保護者同伴) |
定員 | 特にありません。 |
※事前申込不要
※当日13:50頃にパークセンター前にお集りください
豊かな自然環境を持つ公園「21世紀の森と広場」において、アートにより新たな風景を見出し、いかに人びとが出会い、交流する場とできるのかを考えるトークイベントです。
日時 | 2019年11月9日(土)14:30-15:30 |
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場所 | 21世紀の森と広場管理事務所パークセンター2階シアター |
登壇 | 井口 雄介、森 純平(PARADISE AIR ディレクター) |
モデレーター | 江口 亜維子(松戸アートピクニック コーディネーター) |
定員 | 50名 |
費用 | 無料 |
対象 | どなたでも(※小学3年生以下は保護者同伴) |
申込先 | 21世紀の森と広場管理事務所パークセンター(047-345-8900) |
申込開始 | 2019年10月15日(火)から |
※ご参加には事前申込が必要になります。
森 純平 / Junpei Mori
PARADISEAIRディレクター、東京芸術大学美術学部建築科助教
1985年マレーシア生まれ。東京藝術大学建築科大学院修了。在学時より建築から時間を考え続け、舞台美術、展示、まちづくり等、状況を生み出す現場に身を置きつづける。2013年より千葉県松戸を拠点にアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」を設立。今まで300組以上のアーティストが街に滞在している。主な活動に遠野オフキャンパス (2015-)、ラーニングをテーマとした「八戸市新美術館設計案(共同設計=西澤徹夫、浅子佳英)」(2017-)、東京藝術大学美術学部建築科助教(2017-)。
PARADISEAIR
パラダイスエアは、東京都心からほど近い、千葉県松戸市に位置するアーティスト・イン・レジデンスです。パチンコホール楽園の協力により、かつてホテルだったビルを活用して運営されています。楽園を意味する‘PARADISE’、からPARADISE AIRと名付け、2013年にその活動を開始しました。
これまでに300組を超える国内外のアーティストを受け入れ、松戸市内での滞在制作を支援しています。
詳しくはこちら:http://paradiseair.info/about
※松戸アートピクニック2017シンポジウム「アートから生命・宇宙へのコンタクト」の様子
広さが東京ドーム11個分、50.5ヘクタールもある大きな公園です。緑豊かな園内は山、林、池、田園など様々な自然にふれあうことができる環境です。
①新京成電鉄八柱駅/JR武蔵野線新八柱駅から徒歩15分
②新京成電鉄八柱駅南口から新京成バス小金原団地循環または新松戸駅行きに乗車、「森のホール21・公園中央口」下車
※開園時間を中心に10分から20分ごとにバスが運行しています。
③JR常磐線馬橋駅入口から新京成バス常盤平駅北口行きに乗車、「東」下車(西口)または「八原台」下車(北口)
④JR常磐線・武蔵野線新松戸駅から新京成バス八柱駅行きに乗車、「八原台」下車(北口)または「森のホール21・公園中央口」下車
駐車場が4ヶ所ございます。
計847台、普通車1日500円
※南駐車場は土日祝のみ利用できます(平日利用不可)。
※観光バスなど大型バスでご来園の場合は駐車場の予約が必要です。
※お問い合わせは駐車場事務所へ
(電話:047-385-7171)
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2019.11.17
松戸アートピクニック2019閉幕いたしました。
11月9日(土)より9日間開催しました「松戸アートピクニック2019」は、本日11月17日(日)に、閉幕を迎えました。
今年は、開幕から閉幕まで会期の全日程を通じて、非常に素晴らしい天気に恵まれ、まさにアートピクニック日和となりました。
ご来場いただいたたくさんのお客様、素晴らしい作品を制作していただいたアーティスト、開催にあたりご支援・ご協力くださいましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
2019年11月17日 松戸アートピクニック実行委員会
2019.11.12
出展作品画像・動画の公開
松戸アートピクニック2019の出展作品画像と動画を公開いたしました。
撮影は星野健太さん。
アートピクニックにて実作を体験した方も、これからの方もぜひご覧ください。
2019.11.09
松戸アートピクニック2019開幕いたしました。
2019年11月9日(土)ピクニック日和の晴天にも恵まれ、松戸アートピクニック2019開幕いたしました。
初日はワークショップ、アートツアー、トークイベントともに大盛況でした。
11月17日まで引き続き松戸アートピクニック2019をお楽しみください。
2019.10.30
出展作品が追加されました!
当初、2作品の出展を予定しておりましたが、新たにもう1点の作品の出展が決まりました。
出展作品3.『Scape-Gnomon』
春夏秋冬と季節による風景の移り変わりは少しづつ変化するものではあるが、その移り変わりの一番短く大きく変化があるものは時間による変化だろう。昼と夜で風景を変化させる身近な太陽の動きを作品を通して感じ取れる作品となっている。
2019.10.15
イベント申し込みを開始いたしました
2019年11月9日(土)に行われるイベントの申し込みを開始しました。
申込先は21世紀の森と広場管理事務所パークセンター(047-345-8900)まで。
各イベントの内容はこちらから
ぜひお気軽にご参加ください。
2019.10.12
松戸アートピクニック2019チラシデータ
松戸アートピクニック2019のチラシが完成しました。
デザインは2017年に引き続きデザイナーの鈴木壮一さんです。
PDFデータのダウンロードはこちらから
2019.10.05
松戸アートピクニックWEBサイトリニューアルのお知らせ
2019年11月に開催される「松戸アートピクニック2019 新たな風景と出会うアート散策」の情報を中心にしたリニューアルを行いました。 今後、SNSも含めて情報を発信していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
なお、「松戸アートピクニック2017」の情報はアーカイブページからご覧いただけます。
WEB:https://matsudo-ap.jp/
IN:https://www.instagram.com/matsudoap/
TW:https://twitter.com/matsudoap/
FB:https://www.facebook.com/matsudoap/
WEB-2017:https://matsudo-ap.jp/2017
名称 | 自然と交歓する芸術祭 松戸アートピクニック The Intersection of Nature MATSUDO ART PICNIC |
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テーマ | 車窓からのアートとの出会い |
総合監修 | 土屋 公雄 | TSUCHIYA Kimio |
会期 | 2017年10月28日(土) 〜 11月5日(日) [ 9日間 ] |